スクラバーの概要と用途

スクラバーとは、有毒ガスや排ガスを吸着・水洗浄・薬液中和などで処理して、大気に放出できるようにする装置です。排ガス処理装置や洗浄塔システムとも呼ばれています。工場の排ガスは、近隣住民の迷惑だけでなく環境問題にもつながります。また工場内の排ガス対策が不十分だと、職場環境の悪化を引き起こし、健康被害や生産性の低下の原因にもなります。

そのためスクラバーは、様々な工場で使われています。まず化学工場です。多くの薬品を使う化学工場では、ホルムアルデヒドや有機溶剤といった有害物質・臭気物質が発生しています。そのため健康被害が起こりやすいのですが、スクラバーは化学工場の排ガスを処理でき、クリーンな環境を実現できます。

また、製薬分野も同様です。製薬工場も多くの薬品を使うので、有害物質が発生するリスクがあるのですが、漢方薬の問題もあります。漢方薬は強い臭気を発生させるため、従業員の健康被害だけでなく近隣住民にも迷惑がかかります。しかしスクラバーには臭気物質を除去する効果があるので、トラブルを未然に防げます。

そして鋳造関連においては、粉塵が含まれた排ガスが発生します。当然ですが、排ガスは呼吸器系の病気の原因となります。さらに鋳造工場が排出する臭気物質は、近隣住民に大きなストレスを与えかねません。スクラバーには、このような粉塵や臭気物質を除去する効果もあります。

他にもゴム製品加工工場に関しては、有機溶剤が混ざった排ガスも処理できるなど、日本の工業には欠かせない製品となっています。

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