下水処理施設で稼動するスクラバー

日本では1980年までに全国各地で、下水処理場が完備されました。これにより生活排水を清潔の処理できるようになって、河川の汚染から伝染病の蔓延を食い止められています。2020年12月時点で全国に計2、600の下水処理場がありますが、そのすべてに備わっている装置がスクラバーです。これは本来は船舶で発生した排水を浄化して、再利用するのに役立つ洗浄装置でした。

国内の処理場でスクラバーが導入されるようになったのは、1990年以降です。以前は施設で処理をなされた汚水は海に放水していましたが、これが赤潮の発生原因となりました。環境省では汚水をそのまま放水するのは海洋汚染につながると勧告を出され、排水を再び工場に限定をした再利用を実施するに至ります。この再利用に役立っているのがスクラバーというわけです。

デンマークにある企業が開発生産をなされたもので、現在では国内の企業でも同様の機能を持つスクラバーを生産しています。真鍮製の約2メートルのポール場になっており、下水処理施設にある排水池の底に一定間隔にして並べて設置をします。ポールの内部にはエアーポンプから送られる空気が常時発生しており、池の水を撹拌する機能を持っているのが特徴です。さらにカーボンバーという棒も含ませており、炭素の力で無害な水へと生まれ変わらせています。

飲み水にすることはできませんが、産業生産工場の洗浄水等で再利用を可能にした装置です。

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